この記事を読まれる方の中にも、FIRE( Financial Independence Retire Early)を目指している方がいるかと思いますが、FIREの前に、あらためて、今の自分の仕事の価値を、見直すことも、大事なことではないかと思います。
FIREを目指す手段として、S&P500・全米株式や、全世界株式インデックスへの「積立投資」をされている方の場合、RE(早期リタイア)するということが、どういうことか、あまり深く考えていない人も多いのではと感じています。
積立投資の「毎月の積立額」を労働収入ではなく、「資産収入」から得るとしたら、「保有資産額」はいくら必要なのかという視点で考えてみましょう。
全世界株式インデックスで「長期・分散・積立」投資をする場合の利回りは、5~7%ぐらいに収束していくので、ここでは、利回りを 6% に固定し、「毎月の積立額」を得るために必要な「保有資産額」を計算して表にまとめました。(税率:20.315%)
単位は「円」です。
毎月の積立額 | 保有資産額 | 毎月の積立額 | 保有資産額 |
10,000 | 2,509,883 | 200,000 | 50,197,654 |
20,000 | 5,019,766 | 225,000 | 56,472,360 |
30,000 | 7,529,648 | 250,000 | 62,747,067 |
40,000 | 10,039,531 | 275,000 | 69,021,774 |
50,000 | 12,549,414 | 300,000 | 75,296,480 |
60,000 | 15,059,296 | 325,000 | 81,571,187 |
70,000 | 17,569,179 | 350,000 | 87,845,894 |
80,000 | 20,079,062 | 375,000 | 94,120,600 |
90,000 | 22,588,944 | 400,000 | 100,395,307 |
100,000 | 25,098,827 | 425,000 | 106,670,014 |
125,000 | 31,373,534 | 450,000 | 112,944,720 |
150,000 | 37,648,240 | 475,000 | 119,219,427 |
175,000 | 43,922,947 | 500,000 | 125,494,134 |
この表では「保有資産額」を年利 6% で運用すると「毎月の積立額」に相当する金額を得られるという見方ができますが、例えば、(労働収入から)毎月5万円の積立をされている方なら、その方の仕事は「約1,255万円の保有資産額」と同等以上の価値があるという見方もできると思います。
RE(早期リタイア)するということは「毎月の積立額」に応じた「保有資産額」以上の価値を持つ「労働資産」を捨てることと同じです。
FI(経済的自立)の達成は素晴らしいことですが、RE(早期リタイア)については、後々、後悔がないように、よくよく考えて、決断される方がよいのではと思います。
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