私にとって、人生100年時代は身近なものだった。
明治生まれの祖父は109歳まで生き、大正生まれの祖母は105歳まで生きた。
そんな私も、50歳。
人としては、まだまだ、未熟でも、私も後半戦に突入する。
100年生きる準備を始めよう
先のことは分からない。でも、私にも、長生きのDNAが継承されていると思いたい。
妻や、娘たちには、あまり迷惑をかけないように、ボケずに、なるべく、長生きしてみたいと思う。
ただ、人生の途中で、「お金が足りなくなった」ということには、決して、ならないよう、準備を進めていきたいとも考えている。
ねんきん定期便・老齢年金の見込額
50代になると、「ねんきん定期便」に年金見込額が記載されるようになる。
私の老齢年金の見込額を、ねんきんネットで確認してみた。
受給開始時期 | 老齢年金額 | 月割り |
65歳 | 2,038,312円 | 169,859円 |
70歳(42%増) | 2,894,403円 | 241,200円 |
75歳(84%増) | 3,750,494円 | 312,541円 |
現在の給与水準を維持したまま、60歳まで年金に加入したと仮定して計算されているらしいが、少子化も進行中だし、今後の年金制度改正によって、2割程度は削減される可能性も高いので、なるべく自力でも生活できるよう、資産形成を考えていきたい。
老齢年金の受給開始時期を決めよう
私は「年金=保険」と考えている。
保険とは、万一、起こってしまった場合、自分の力だけでは、リカバリーできない事態に備えるためのものだ。
この場合の、リカバリーできない事態とは「想定外に長生きすること」を意味する。
年金を何歳から受け取るかは、自身の価値観に沿って、決めるしかない。
私は、年金受給開始を「75歳」と決めている。
現時点では、そう考えているのだけれど、正解はだれにも分からない。
自分が何歳まで生きるかは分からないけど、たとえ120歳まで生きるとしても、できるだけ豊かに暮らせるように、毎月の年金受取額の最大化の道は模索しておきたい。
何歳まで仕事を続けるのか
漠然とした感情としてだが、仕事は、長くても、あと10年ぐらい、60歳まで、と考えている。
私自身、会社の創業にも携わってきた身だが、仕事への執着はない。
ただ、私のようなものでも、まだ、人を育てようという気持ちは残っているので、後継者を育て、任せられるようには、したいと考えている。
そういったことが叶えば、いい人生だったと、将来、言えるようになるかもしれない。
老齢年金を75歳から受け取る準備
60歳で引退するなら、75歳までの15年間は、自力で生活できなければならない。
仮に毎月の生活費を30万円に設定した場合、年間360万円、15年間では、5400万円が必要になる。
加えて、車の買い替えとか、リフォームとか、娘たちの、追加の教育資金・仕送りにかかる資金とか、医療費とか、私のおこづかい、も必要だろう。
少し余裕を持たせることも考えて、私は、今後10年で、8000万円~1億円の、資産形成を成し遂げるつもりだ。
思考は現実化する。
今一度、ナポレオン・ヒルの言葉を思い出そう。
・すべては「人の心」が決める
・「私はできる」そう考えた人だけが結局は勝つ
-
もし、あなたが負けると「考えるなら」
路地裏の牛です。 今日はあなたに、ナポレオン・ヒルの言葉を贈ります。 僕も、事あるごとに思い返している言葉です。 もしあなたが負けると「考えるなら」負ける。 もしあなたがもうダメだと「考えるなら」あな ...
準備において、最も大事なことは「私なら、成し遂げることができるという心構え」をすることではないだろうか。
老後に向け、すでに始まっていた、資産形成の歩み
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))」への投資を、私が始めたのは、2020年9月23日、最初はスポット購入から、小さく始めた。
その後、自信がついて、本格的に積立投資を始めたのは、2021年1月からである。
現在、iDeCo、NISA、特定口座のすべての口座で、この1本のファンドに、積立投資を続けている。
全口座まとめると、現在の状況(2023年2月23日時点)は、次ような感じになる。
保有口数 | 取得価格 | 評価額 | 評価損益 | 損益率(%) |
16,015,990 | 23,825,672 | 25,957,114 | 2,131,442 | 8.95% |
口座区分 | 積立サイクル | 1回の積立額 |
iDeCo | 毎月 | 23,000円 |
NISA |
毎日
|
5,000円 |
特定口座 | 8,600円 |
2023年2月現在、毎月の入金力は、295,000円を維持している。
全世界株式インデックスの運用利回りは、これを書いている時点で、8.95%に達しているが、長期投資で考えると、5%~7%に収束すると私は考えている。
現状から、将来の運用資産額を予測すると、次の表のような結果になる。(初期投資額=現在保有している全世界株式インデックスの時価評価額)
初期投資額 | 積立期間 | 毎月の積立金額 | 運用利回り | 将来の運用資産額 |
2595万円
|
10年
|
24万円
|
5% | 80,007,644円 |
6% | 86,544,389円 | |||
7% | 93,691,067円 | |||
29万円
|
5% | 87,771,758円 | ||
6% | 94,738,356円 | |||
7% | 102,345,307円 |
※毎月の積立金額を24万円まで引き下げても、今のところ目標には届きそうな感じ。具体的な数字を知ることは、積立投資のモチベーションアップにもつながります。
※予測には、アセットマネジメントOne社の「資産運用かんたんシミュレーション」を使わせていただきました。
http://www.am-one.co.jp/shisankeisei/simulation.html
現在の入金力を、いつまで維持できるか、という課題はあるにせよ(リフォーム・リノベーションの話も進行中、将来的な娘たちの教育費も未知数)、私には、自分が選んだ一本道で、ゆっくりでも、確実に、ゴールに向かって、歩みを続けているという、自負はある。
この先も、愚直に積立投資を続けること。余計なことさえしなければ、私が目標に届く確率も、さらに高まるはず。(と思いたい)
まとめ
何も行動を起こさなければ、資産は目減りしていくだけだ。
将来、幸福で、豊かな生活を送りたいと思うなら、他力本願は、速やかに、捨てなくてはならない。
自分の価値観で、計画を考え、できる範囲、自力で備える覚悟を決めることが必要だと思う。
その覚悟を決めるのが、早いか、遅いか、で、資産形成のスピードも、大きな差となって、表れてくるに違いない。
私自身、若かりし頃から、老後資金のことは考えていたし、今も考え続けている。
普段、将来のことを、漠然としか考えていない人は、将来を考える、十分な時間を確保してみてはいかがだろうか。
たまには、時間をかけて、自分を幸せに導く方法を、あなたも真剣に考えてみませんか?
牛の歩みも千里、未来のために種をまこう!