思いつきや、無計画な資産形成を試みても、成功できる保証はありません。
いかなる信念もなく、やみくもに短期売買を繰り返しているようでは、投資資金を徐々に目減りさせていくだけです。
たとえ、それが自分のお金でないとしても、私はそういう状況が好きではありません。
投資は未来の自分へのギフトです。
だれもが豊かになるための可能性を秘めているのが投資です。
できれば、私のブログを見に来てくださる、あなたの資産も増えてほしいと願っています。
今、損失を抱えているから、これから何をやってもダメだと諦めるのはちょっと待ってみてください。
何がきっかけで資産が増え始めるかは分かりませんが、そんな時は他人の投資スタイルをマネしてみるのもよいかもしれません。
というわけで、普段どういう投資判断を、私がしているのかご紹介したいと思います。
私の資産形成
これまでの資産形成の状況はすべてブログ上で公開していますが、今回が初めての人もいるかと思うので、簡単に私の状況をまとめておきます。
投資対象:J-REIT(不動産投資信託)、インフラファンド
運用方針:インカムゲイン狙いの中長期投資、分配金は100%再投資
行動指針:翌年以降の受取分配金の最大化
運用開始:2014年5月26日
運用資金:1685万円(自己資金)
評価額:2924万円(2019年12月30日終値ベース)
ポ利回り:7.267%(税引後5.872%)
分配金:年間131万円(税引後、2020年予測)
中期目標:2026年(53歳)までに年間分配金260万円(税引後)達成
長期目標:2036年(63歳)までに運用資産1億円達成
妻の資産形成
ちなみに、妻のお金の運用も任されております。
運用報酬などはもらっていませんが、妻のお金を妻の証券口座で増やす、お手伝いもしています。
将来の彼女の老後資金になりますので、私の目の黒いうちは、原則、引き出し不可ということで、消費も、浪費も許しません。
まだ、投資を始めて、1年も経過していませんが、出だしとしては中々のパフォーマンスだと思います。
投資対象:J-REIT(不動産投資信託)、インフラファンド
運用方針:インカムゲイン狙いの中長期投資、分配金は100%再投資
行動指針:翌年以降の受取分配金の最大化
運用開始:2019年3月5日
運用資金:500万円(自己資金)
評価額:621万円(2019年12月30日終値ベース)
利回り:6.757%(税引後5.703%)
分配金:年間29万円(税引後、2020年予測)
はじめに
私の運用方法は、だれでもマネができると考えています。
やっていること自体は単純です。
もし、私の投資判断(考え方)に賛同いただけるなら、同じように考え、実際に行動に移すことで、だれでも遅かれ早かれ同じような結果に落ち着くと思います。
これからその方法を説明していきますが、最終的に投資するのを決めるのは、私ではなく、あなたです。
たとえ、マネしてみて損失が発生しようとも、私ではなく、あなたの責任ですので、自己責任で行動できない人はこれ以上は読み進めないようにしてください。
路地裏の牛の資産形成(2019年12月30日版)
投資対象、運用方針、行動指針については、前述のとおりなので、普段、どういう考え方で投資を行っているのかを中心に説明していきます。
J-REIT取引の仕方
J-REIT投資には「個別銘柄」「REITのETF」「REITの投資信託」の3つの取引パターンがあります。
私は初めから「個別銘柄」一本で勝負してきました。
「個別銘柄」とは自分で投資する銘柄を選び、売買を行うということです。
投資単位は1口。
1口2万円~84万円ぐらいで取引できます。
投資資金が少なく「個別銘柄」での投資が難しい人は、まずは取引できるだけのお金を貯めるところから始めてください。
私は、最初100万円の資金からスタートしました。
【投資資金の確保】収入の2割以上を投資にまわす
毎月の収入から、一定額を証券口座に入金する習慣を身に着けましょう。
最低でも収入の2割を目標にしてください。
中長期で考えると「貯蓄割合<投資割合」の方が資産は確実に増えると思います。
J-REIT投資に味を占めた私は、現在、収入の3割を目標に資金をいれるようにしています。
中には、収入の2割は今すぐは難しいと感じる方もいるかと思いますが、家計支出の見直し(投資、消費、浪費の分類)から始めてください。
本気で資産を増やしたいと思っているなら、妥協なく「浪費」を削り、削った分を投資にまわしましょう。
それでも2割に満たない時は、「消費」の中に埋もれている「浪費」を掘り起こし、さらに削った分を投資にまわすしかありません。
最低でも収入の2割というのは、現状から抜け出すためには必要なことだと思いますので、達成できるまでは本気の取り組みをお願いしたいです。
「2割」というのは「あなたの投資に対する覚悟」の証です。
【資産形成の基礎】資産を増やす仕組みを理解する
毎月、収入の2割を投資口座へ入金することにより、投資資金は確実に積み上がっていきます。
遅かれ早かれ、J-REITの「個別銘柄」を買い付けできるだけの残高は確保できるでしょう。
資産を増やす仕組みは簡単です。
基本的には「資産を生み出すための資産を買う」ということにつきます。
J-REITの銘柄を買い付け、保有すると決算期ごとに分配金を受け取ることができます。
分配金は、決算月に+3した月に支給されます。
あなたの目標が将来のための資産形成なら、喜び勇んで受け取った分配金を消費、又は、浪費してはいけません。
歯止めが利かなくなるかもしれないので1円でも使っちゃダメです。
使いたい気持ちはグッとこらえてください。
受け取った分配金は消費、又は、浪費せず、100%再投資します。
具体的には、毎月、収入の2割を入金している残高に合流させ、また、別の銘柄を買い付けます。
後は、この作業を延々と続けることで、毎年、受け取る分配金の額は、ゆっくり、しかし、確実に伸びていきます。
もちろん、始めるなら年齢が若ければ、若いほど、複利の効果は抜群に効いてきます。
私は41歳の時に始めましたが、運用資産が1億円を超えるか、63歳までは続ける予定です。
(63歳まで続けると運用資産が1億円を超える見込みです)
高利回り銘柄の探し方
私がよく利用しているのは、JAPAN-REIT.COMさんの利回り一覧のページです。
このページのよいところは、J-REITとインフラファンド銘柄の利回りを一覧形式で、分配金利回りの降順にソートして確認できるところです。
分配金利回り5%~6%の銘柄はまだまだあります。
これから始めようという人は、分配金利回りの高い方から順番に、どんな銘柄があるのかを把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。
一覧の銘柄名は各銘柄の詳細情報へのリンクになっているので、気になる銘柄があればのぞいてみてください。
一覧に表示されている分配金利回りの計算方法は、「初心者マークの使い方」のところで確認しましょう。
これから買い付けを行う場合の注意事項としては、すでに決算期を過ぎている状態なのに、権利落ち前の分配金利回りで見ている場合もあるかと思いますので、今後、一年間に受け取れる予想分配金を確認して、その時点での分配金利回りを、自分で計算しなおした方がよいと思います。
過去から現在までの分配金の実績や、物件取得状況なども確認してみてください。
なるべく分配金が安定している銘柄や、右肩上がりで分配金が伸びている銘柄を探しましょう。
分配金利回りの下限は買い付け時点でほぼ決まる
私は「利回りは買うもの、買えるもの」だと信じて行動しています。
一度、買い付けたら、二度と手放さない覚悟で、買ってください。
買付時点で、分配金利回り5%の銘柄なら、持ち続ける限り、毎年5%以上の分配金を生み出してくれます。
それどころか、分配金が毎年、伸びるような銘柄なら、利回りは買付時の5%を超えてさらに上がっていくのです。
私やあなたの使命は、こういった利回りが伸びていくような銘柄を見つけて買い付けることです。
ほぼ、買い付け時点で、勝負は決まるといっても過言ではありませんが、それほど難しく考える必要もありません。
最初は少ない資金でもよいので、気になる銘柄を実際に買い付け、保有して分配金を受け取る体験をするところから始めましょう。
この体験をしないことには、「資産を生み出すための資産を買う」ということがどういうことなのかは理解できません。
J-REITやインフラファンド銘柄の最大の特徴は、分配金が安定しているということです。
余程のことがない限り、分配金利回りが大幅に落ち込むようなことはありません。
投資法人の運営が順調なら、物件取得も進み、賃料収入も増え、毎年の分配金も徐々に増えていくからです。
しかし、それでも分配金が下がることはあります。
そんな時は、損して得取れ、ではありませんが、下がってしまった理由を考え、次の投資に活かせばよいのです。
銘柄の入れ替え
原則、一度、買い付けたら、二度と手放さない覚悟で買いましょう。
そして、買い付けたら、普段から保有銘柄の今後1年間の予想年間分配金を常に把握し、自身のポートフォリオの分配金利回りを計算するようにしてください。
私はエクセルで管理しています。
「翌年以降の受取分配金の最大化」ということを信条としているので、ここで、新たに目を引くような分配金利回りの銘柄が見つかった場合、買い付けできる資金があれば、当然、買い付けるのでしょうが、必要な資金がない時は、銘柄の入れ替えをしてでも、翌年以降の受取分配金の最大化を検討することになります。
保有銘柄の全部、または、一部を売却したと仮定して、その売却資金で、目を引いた銘柄を買える分だけ、買い付けたとして、銘柄の入れ替え前後で、実際に受け取る分配金がどれだけ増えるのかをシミュレーションします。
そして、受取分配金の伸びに満足できるなら、その入れ替えを実際に実行に移すのです。
この操作を繰り返していると、保有銘柄は高い分配金利回りのものだけが生き残り、徐々に入れ替えは発生しなくなります。
入れ替える理由がなくなるということです。
私の場合、生き残った銘柄の分配金利回りは、6.17%~7.35%に達しており、最近は入れ替えも発生しません。
ただ保有しているだけで、手間いらず、毎年、分配金も増えているので楽ちんです。
含み益との向き合い方
買い付け後、投資口価格が上がり、含み益が出ることがありますが、売却してよいのは、銘柄の入れ替え対象となる銘柄があらわれた時だけです。
それ以外のケースでは売却せず、保有を続け、買い付け時点で、想定していた分配金利回りを維持することを優先します。
含み損との向き合い方
買い付け後、投資口価格が下がり、含み損が出ることがありますが、買い付け時点で、想定していた分配金利回りが維持されている限り、気にする必要はないと思います。
私ならそのまま保有を続けます。
【まとめ】投資資金は一生涯引き出さないつもりで
私は、証券口座に入れた資金は、一生涯引き出さない覚悟で運用にあたるべきだと考えています。
一度、買い付けた銘柄は、入れ替えの必要がなければ死ぬまで保有する覚悟です。
入れた資金は「資産を生み出すための資産を買う」ために使っているはずなので、投資資金を引き出すということは「資産を生み出すための資産を売却」することを意味しますが、そんなことをしたら、年間の受取分配金が減少してしまうだけです。
元本となる資産は減らさず、そこから生み出される利子(分配金)だけを使う。
使っていいのは、将来、受け取る分配金だけです。
夢の分配金生活が実現できるまでは、ひたすら「資産を生み出すための資産を買う」ということに専念して続けていきましょう。
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