一般的に、人生の三大支出とは「教育資金」「住宅資金」「老後資金」だと言われています。
今日は、三大支出に対する、私のかかわりについて、少し書いてみようと思います。
教育資金
少子化が進むにつれ、教育費のインフレが進むことは避けられないと思います。
長女がまだお腹の中に入っている時、子供を育てるなら「学資保険」に入るのは当然だと考えていました。
私は、彼女が生まれる前から、A社の学資保険の手続きを始めていましたが、当時の私には、金融リテラシーがかなり欠けていたと思います。
当たり前ですが、学資保険は、投資商品ではありません。
お金を増やしたいなら、買ってはいけない商品です。
学資保険のメリットは、私が死亡した時、その後の保険料を支払わずとも、娘に、お金を残せることでした。
確実にお金を残すという意味では、一定の役割を果たしますが、18年の長期契約なので、今なら、かける時間がもったいないと感じます。
ある程度の金融資産を保有するようになると、その資産を売却すればいいので、時間の経過とともに、保険としてのメリットはあまり感じられなくなるような気がしています。
次女がお腹に入っている時、学資保険には入らず、自分で運用する道を選びました。
明確に、保険ではなく、投資を選びました。
長女には、学資保険で900万円確保の道を進めつつ、次女には、日本国債で900万円を確保しました。
長女の保険料の払い込みは、2029年まで続きます。
最近、感じる不安は、娘たちの進路によっては、教育費は、900万円では足りないだろうということです。
娘たちは、各々、270万円ぐらいの金融資産を保有しているので、合わせると、1人あたり、1170万円までなら、まかなえそうですが、もう少し頑張って、1500万円ぐらいは確保できるように、手段を模索中です。
2人合わせて、あと、660万円必要です。
18歳までには彼女たちの運用資産も少しは増えていると思いますが、足りない分は、私が補填してあげることになりそうです。
住宅資金
私の場合、28歳の時に3LDKの分譲マンションを購入しました。
当時は、お付き合いしている人もいませんでしたが、それがベストな選択だと思えたからです。
残業が非常に多い会社に勤めていて、少しでも広いところに住み替えないと、息もできない、死にそうな状態でした。
価格は3050万円で、頭金は1000万円でした。
28歳で、私は、2050万円の住宅ローンを抱えることになりました。
父から、贈与税がかからない範囲での支援も受けましたが、7年7ヵ月で、返済を完了させました。
当時、あまり深く考えてはいませんでしたが、50歳になった今、父の支援には、改めて感謝しています。
将来、私も同じようなことを、二人の娘にしてあげられるように、気持ちを引き締めていきます。
私にとって、毎年1月は繰り上げ返済をする月でした。
毎年1月、同じ時期に繰り上げ返済の手続きに銀行の窓口に行っていたので、数年後、窓口の方にも顔を覚えてもらうことができました。
年に一度の出会いでしたが、窓口の方からは、「また、来ましたね」と言われ、私は「また、来年、来ますね」と返していました。
返済が完了した年、私よりも年配のその方に、「凄いですね!頑張りましたね!」と褒められたことを、今でも覚えています。
借金をかかえたことがある人は、強くなれるのかも、と思うことがあります。
この期間に、私は、「消費」と「浪費」の違いを学んだような気がします。
節約にも磨きがかかりました。
今は独身時代のように節約一辺倒という訳にはいきませんが・・・
短期間で住宅ローンの返済を終えたいのなら、「消費」と「浪費」の違いを知り、「貯蓄率を高める」ことは、かなり重要と言えるでしょう。
会社を起業し、住宅ローンも返し終わった後ですが、37歳の時、妻となる人と出会いました。
それまで、私は自分が「一生結婚できない人」だと思っていたので、とても幸運でした。
結婚して、今年は13年目です。
さすがに、13年も経つと、私の扱いも「それなり」になってきましたが、今も、妻には感謝しています。
リノベーションの総工事費は、2150万円になりました。(もう少し上がるかも・・・)
1500万円のリフォームローンの返済金額は1656万円になり、返済期間は15年間です。
今回は繰り上げ返済は考えていません。
その分のお金は運用に回して、老後のために、資産を増やしていくつもりです。
あと、将来、自宅マンションは売却して、別の場所で暮らしていくことになるかもしれません。
老後資金
今後、15年間で、保有する全世界株式インデックスを、8500万円まで伸ばしたいと考えています。
4%ルールで取り崩す場合、年間340万円、月間28万円です。
妻が保有する全世界株式インデックスと合わせて、夫婦で1億円に着地させることを夢見ています。
牛の歩みも千里、未来のために種をまこう!