路地裏の牛です。
J-REITの分配金の高さに魅力を感じて、投資を再開したということもあり、目先、どうしても、分配金利回りの高い銘柄ばかりを好んでしまう傾向にあるのですが・・・、何となく、「このままではいけない」という思いも持っています。
ついつい、見落としがちになってしまうのですが、『分配金利回りの高い銘柄が、必ずしも、最良の投資先ではない』ということです。
たぶん、ボクには、各REITの保有不動産の価値が、どのくらいあるか、という視点が欠けているように思えるのです。各REITが保有する不動産が売却された場合、含み益が発生するもの、含み損が発生するもの、が存在します。
含み益が出れば、その売却益は、特別利益として投資家に分配されますし、その利益がより大きければ、その期の分配金も、急に増える可能性があります。また、分配金が増えるニュースが出れば、株価も上昇するでしょう。
逆に、保有する不動産の売却で、損失が出れば、その期の分配金は減少し、株価も下がります。
保有不動産の含み益を多く抱えている銘柄は、いつでも、保有不動産を売却して、大きな利益を計上できる可能性があります。逆に、含み損を多く抱えている銘柄は、いつか大きな損失を計上する恐れがあり、将来的なリスクを抱えている銘柄と判断できそうです。
投資するなら、高い配当利回りで、なるべく、多くの含み益を持っている銘柄が理想的です。同じ配当金利回りなら、多くの含み益を持つ、資産価値の高い銘柄に投資すべきというのが鉄則になると思います。
今後は、路地裏の牛のJ-REIT銘柄ランキングでも、「含み損益率」に注目していこうと思います。