日韓関係の悪化による隣国からの訪日外国人観光客の減少や、想定外の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全世界への感染拡大で、ホテル系リートは甚大な影響を受けている真っ最中です。
現在、私の唯一の保有銘柄となったインヴィンシブル投資法人(8963)では、1,786,825円の含み損(2020年2月28日現在)が出ています。
ほんの少し前まではあんなに含み益をかかえていたのに、なぜ、このような事態を招いてしまったのか、そして、この事態を招かないためには、どんな備えをしておくべきだったのかについて、少し考えてみました。
【素朴な疑問】そもそも私は失敗したのか?
事あるごとに宣言していましたが、私の行動理念は「引き続き、翌年以降の受取分配金の最大化を考えて育てていきます。」ということでした。(今後、理念の見直しも必要かもしれません)
この行動理念に従い、今回は、保有銘柄の選択と集中を推し進める決断をしたたわけですが、その結果はどうだったのか?
保有銘柄は「インヴィンシブル投資法人(8963)500株(NISA口座41株、特定口座459株)」だけになりました。
第34期(2020年6月期)、第35期(2020年12月期)の分配金が予定通りなら、分配金利回り5.921%(税引後)、年間分配金は、約140万円(税引後)が実現できる見通しです。
過去最高のインカムを得られる「種まき」はできたと考えますが、まだ、結論を出すには時期尚早ということも分かっています。
単純に失敗とも言い切れない、そんな状況だと思いたいです。
今後1年間ぐらいは様子をみる必要があるかもしれません。
メンタルを傷つけないように予防線を張っていた私
今になれば、含み損をかかえてしまう状況を、私は想定していたんだと思います。
ある意味、そういうイメージを持っていたからこそ、今回、問題が顕在化してしまったんだと反省しています。
たぶん、良いことも、悪いことも「思考は現実化する」というやつです。
時々、過去の投稿でも「分配金が維持されるなら、時価評価額が下がっても気にしない」という内容の発言をしたことがありましたが、もしそうなっても、自分のメンタルを傷つけないように予防線を張っていたんだと思います。
「時価評価額が下がっても気にしない」という思考が招いた失敗
今回の敗因は「時価評価額が下がっても気にしない」発言にあったと考えています。
この発言の問題点としては、「損切り」をあまり意識しなくなってしまうということが大きいです。
その結果、ピーク時から1700万円ぐらいの資産の縮小を招いてしまいました。(トータルではまだプラスです)
資産が縮小していく状況を許している限り、配当金(分配金)を維持したり、増やせるはずはなかったのです。
資産の縮小は、確実に投資の選択肢の縮小を招いてしまいます。
放置していると、最終的には、身動きも取れなくなるぐらいの大問題に発展すると思います。
目先の配当金(分配金)を受け取ることより、その元となる資産を守ることの方がはるかに重要なことだと、今回、認識を新たにしました。
【本日の教訓】個別株は「損切り」を徹底すべし
私は、資産を守るために「損切りできる人」になろうと思います。
具体的には「逆指値」注文を徹底するということです。
逆指値とは、通常の指値注文とは逆で、指定した条件より株価が高くなったら「買い」、安くなったら「売り」の注文が自動的に発注される注文方法のことです。
昔から逆指値の存在は知っていましたが、実際に使ったことはありませんでした。
今後は、資産を守り育てていくために、活用していきます。