人生100年時代という言葉をよく聞くようになりました。
私のまわりでも、父方の祖父は109歳、祖母も105歳で亡くなりましたので、私自身も、人生100年時代という言葉には、かなり現実味を感じています。
孫の私は今年48歳、何歳まで生きるかは分かりませんが、将来には不安も感じています。
65歳定年、100歳まで生きるとしたら、35年分の生活費はメドを立てておかなければなりませんよね。
考えてみると、私が働き始めて、まだ、26年なので、35年というのは、とてもとても長い年数に感じられます。
今は少子高齢化の時代で、将来、年金もちゃんともらえるか、わかりません。
私には二人の娘がいますが、将来、娘たちに、親のお金のことで迷惑をかけることがないよう、何年も前から考えて、備えてきたつもりですが、預金金利も上がりませんし、現実的に預貯金だけで老後に備えるのは難しい時代だな、と思います。
同じような不安をお持ちの方なら、本格的に資産運用の必要性を感じていることと思います。
でも、資産運用するにも様々な金融商品があり、何をすればいいか分からなくて迷っている方には「投資信託」での「全世界株式投資」「米国株投資」がその悩みを解決してくれるのではないかと思います。
なぜ投資信託ではじめるべきか
資産を銀行に預けたままだと、老後はジリ貧状態に
よくある、普通預金金利は 0.001% です。
1000万円を預けても、100円の利息(税引き前)にしかなりません。
銀行に預けている限り、減ることはあっても、増えることはないので、もっと、お金に働いてもらうことを考える必要があるということです。
投資信託とは
投資家から集めたお金を、大きな資金としてまとめ、運用のプロが株や債権などで、投資運用を行い、その運用リターンを投資家に還元する仕組みの金融商品です。
投資信託なら、投資のプロが、様々な企業や資産に分散して運用を行ってくれるので、資産をゼロにしてしまうという失敗の可能性も少なく、投資初心者でも、安心してリスク分散型の投資が実現できます。
投資信託の魅力とは
・少額で、複数の株や債権などに投資することでリスク分散できる
・株で積極的に、債権で堅実的になど、様々な運用方法を選べる
・購入時の手数料が0円の商品が多い(ノーロード・ファンド)
・毎月積立、毎日積立で投資すると、ドル・コスト平均法でリスク抑制できる
投資初心者です、資産運用を始める、何をしたらよいですか?
SBI証券か、楽天証券で、証券口座を開設して、以下のことを始めてください。
1.確定拠出年金(iDeCo または 起業型DC)を始めます。
2.つみたてNISA で積立設定します。
3.余裕があるなら、特定口座でも、積立設定します。
4.資産運用を始めた直後や、まとまった資金ができた時には、その資金を60分割(5年間60ヵ月に分散)して、毎月の積立設定額に加える形で分散投資します。
積立投資になれてきたら、アセットアロケーション(資産配分)についての知識を学び、自分自身のリスク許容度の範囲内で、あなたのアセットアロケーションを考え、資産をリバランスします。
また、アセットアロケーションも、ライフステージの変化に応じて、定期的に見直しします。
投資初心者です、投信信託は何を積立設定したらよいですか?
コスト(信託報酬)が安く、時価総額加重平均を採用したインデックスファンド (S&P500、全米、全世界など)が最適解です。
私は全世界株式おしですが、もし、あなたが、米国経済の将来を信じているなら、S&P500か、全米株式でもよいと思います。
最初は、アセットロケーション(資産の置き場所)ごとに、すべて同じものでもかまいません。
いろいろ混ぜ合わせたいなら、先にアセットアロケーション(資産配分)について学ぶことをおすすめします。
条件を満たすのは以下のようなファンドです。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬:0.0968%、ベンチマーク:S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬:0.1144%、ベンチマーク:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
信託報酬:0.1144%、ベンチマーク:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド
信託報酬:0.1102%、ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
信託報酬:0.1620%、ベンチマーク:CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
・楽天・全世界株式インデックスファンド
信託報酬:0.2120%、ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
だれにでも老後はやってくる、手遅れになる前に動きだそう!
将来、年金も確実にもらえるかどうかは分かりません。
日本の公的年金は、賦課(ふか)方式が採用されています。
賦課(ふか)方式というのは、積立方式とは違って、今、あなたが納めている保険料が、今の受給者への給付に使われるということです。
あなたが年金を受け取るとき、そのお金を払うのは、もっと下の世代ということになります。
今は少子高齢化が進んでいるので、将来、下の世代の保険料だけでは、給付水準を支えきれなくなるかもしれません。
そうなると、給付水準の引き下げや、支給開始年齢の引き上げが実施されるかもしれません。
運用で増やして、枯渇しないように頑張ってくれているんだよ
何も行動を起こさなければ、あなたの老後は間違いなく、ジリ貧状態になってしまうかもしれません。
未来のことは分からなくても、資産運用を始めるなら、今すぐ始めるべきだと思いませんか。
牛の歩みも千里、未来のために種をまこう!