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投資雑記

金利と向き合うための武器、72の法則とは

投稿日:2020-02-22 更新日:

日本では、子供の時に受けるお金の授業はほとんどありません。

あっても、わずかな時間でしかないと思います。

お金との付き合いは一生涯続くにもかかわらず、お金についての知識や考え方が身についていなければ、お金をしっかり「稼ぐ」「貯める」「増やす」こともできないのではないでしょうか?

ちゃんとお金と向き合うなら、「金利」についての知識も身につけておきたいものです。

72の法則とは

お金が2倍になる期間が簡単に分かる計算式があります。

「72 ÷ 金利 ≒ お金が2倍になる期間」です。

計算式の金利は複利(利子にも利子がつく前提)で、計算結果は大まかな数字になります。

お金を借りる場合

あなたがお金を借りる時、借りている金額に対して金利が発生します。

金利負担の軽減を図るため、2010年6月に法律が改正され上限金利が引き下げられました。

現在は、借入金額に応じて年15%~20%です。

借入金額 上限金利
10万円未満 年20%
10万円~100万円未満 年18%
100万円以上 年15%

消費者金融で10万円以上100万円未満を借りる場合、法律上の上限金利である18%が通常適用されるようです。

例えば、金利18%でお金を借りる場合、「72÷18=4」となるので、約4年で借りたお金が2倍になることが分かります。

クレジットカードの分割払いやリボルビング払いを利用する場合、通常12~18%が多いようです。

預金金利に比べて、借入金利はかなり高いことが分かります。

どの程度の速さで借金が2倍になるのかを知り、お金を借りる前には、冷静な判断と、なるべく慎重になることが大切でしょう。

お金を運用する場合

計算式はお金を運用する時にも利用できます。

「金利6%でお金を運用する場合、何年で2倍になるのか」を知りたい時には、「72÷6=12」となるので、約12年で2倍になることが分かります。

最初の計算式は「72 ÷ お金が2倍になる期間 ≒ 金利」と変換できます。

この計算式を使えば、「お金を2倍にするために、何%で運用する必要があるのか」も分かります。

10年でお金を2倍にしようと思えば、「72÷10=7.2」となるので、金利7.2%で運用する必要があることが分かります。

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