路地裏の牛です。
ボクにも20代の頃はありました。当時、相性の良い投資スタイルなどはなく、投資というより、ギャンブルに近い感じだったかもしれませんが、安く買って、高値で売り抜ける気、満々の状態で臨み、見事に失敗するという記録の連続でした。
若気の至り、という言葉通りです。根拠もなく、自分が買い付けた銘柄の成功だけを信じ、ただ値上がりすることだけを追い求めて、塩漬けになり、待てずに損切りしていたような気がします。
今年、43歳になりましたが、今、振り返ってみても、20代のボクに成功する要素は皆無です。
一度だけ、タイムマシンが使えるなら、あの時代に戻り、自分の説得を試みるだろうか、と時々、考えることがありますが、冷静に考えて、あの時の自分には、聞く耳が備わっていないようだから、無駄なことはやめておこうという、結論に至ります。
幸運なことに、今年5歳になる娘と、1歳になる娘がいます。
既に、上の娘は、都合のよい時だけしか、父親であるボクの言うことを聞いてくれませんが、彼女達に上手に、お金とのかかわり方や、投資の経験(失敗する方法)を伝えていくには、どうしたらよいのだろうか、と漠然と考え始めています。
タイムマシンを使うなら、未来の娘たちがどう育ったかを確認するために使いたいです。
他の方のブログなどを拝見していると、ボクなど、足元にも及ばないような、凄まじい運用利益を上げられている方も、多数いらっしゃるようですが、ボクには到底マネのできるものではありませんし、ボクとはスタイルが違いすぎるので、うらやましいという感情も湧いてきません。
20代の頃と比べたら、(たぶん)ボクの器も広がりました。それでも、ボクの器はまだ小さいのだから、何も焦ることはない、と自分に言い聞かせることが、最近、できるようになってきました。
REITに出会ってから、それほど時間も経っていませんが、ボクも20代の時とは違う充実感のようなものを感じ始めていて、人それぞれ、その時々の、自分の器にあった「相性の良い投資スタイル」というものが見つかるに違いないと思うようになってきました。(迷っている、そこの、あなたにも、きっと見つかるはずです)
自分のスタイルを信じて、わが道を進むこと。
決して、焦らず、牛歩の歩みで、着実に自分のゴールを目指したいと思います。