生命保険文化センターが行っている意識調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で平均22.1万円です。
また、ゆとりある老後生活を送るための費用として、最低日常生活費以外に必要と考える金額は平均14.0万円となっていて、
ゆとりある老後生活費をおくりたいなら、平均36.1万円が必要とのことです。
年金はいくら受け取れるのか
将来年金額が減ってしまう可能性はありますが、夫婦世帯の平均だと月20万円と言われているようです。
年金とは別に年193.2万円が必要
年金が月20万円なら、ゆとりある老後生活費の不足額は月16.1万円です。
年193.2万円(16.1万円×12)は出せるように夫婦で準備しておく必要がありそうです。
昨年は老後2000万円問題が話題になりましたが、2000万円では10年ぐらいで底をついてしまいます。
65歳からの10年間、75歳までは、ゆとりある老後を過ごし、75歳からは年金だけで過ごさなければならなくなります。
長生きする予定なら、2000万円だとちょっと足りなくなるかもしれませんね。
余命は分かりませんし、どちらにしても貯蓄だけで確保しようと考えるのはリスクが高そうな感じがします。
我が家の対策は分配金で
現在、私も、妻も、J-REIT(不動産投資信託)に投資をしています。
現在の保有銘柄から受け取ることができる予想年間分配金の総額は、夫婦合わせると、200万円(税引後)を少し超えているところです。
なので、年193.2万円の財源のメドは、一度は、クリアできていたと思うのですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にはえらい目にあわされています。
ホテル主体のインヴィンシブル投資法人(8963)を多くかかえているので、当面の予想では、今後、分配金は大幅に下がる見通しでいます。
せめてもの救いは、私が年金を受け取るのは、あと18年ぐらいは先ということです。
さすがに、18年もあれば、投資口価格も買値以上には戻り、分配金も伸びているだろうと楽観的に考えることにしました。

理想のカタチ
公的年金には頼らずに、分配金だけで、月36.1万円を達成したいと思っています。
今後の強化策
おそらく、年内は緊急予備資金をためることに専念することになろうかと思います。
早くても来年の話ですが、夫婦で投資を行う強みを活かす道を模索していこうかなと考え始めました。
パート務めの妻が自分で稼いだ資金を、新たに証券口座に注入することは難しくなりました。
すでに、妻の証券口座は、複利での運用になっていて、分配金はすべて再投資している状況ですが、その分配金だけでは、来年の一般NISAの非課税枠を埋めきることもできません。
一方、私の方は一般NISAの非課税枠を超える分配金を得ることに成功(下がる可能性は大ですが)しているため、新たな資金を投入しようとも、NISA枠をはみ出し、特定口座でしか取引できない状況に陥っています。
そういうわけで、妻の残りのNISA非課税枠がもったいないと感じているのです。
そこで考えたのが妻への資金贈与です。
贈与税の基礎控除額は110万円なので、年間その範囲なら、私から妻へ資金を移しても、非課税で済むということで大丈夫ですよね。
どうせ私が死んだら、相続してもらうことになるのですから、一種の生前贈与みたいなものです。
こちらも準備が整い次第、徐々に進めていけたらと思います。
自分の決断を信じて、家族で資産家を目指そう!