分散投資、集中投資、正解はどちらなのか?
投資に興味を持たれている方なら、あなたも考えたり、すでに自分のスタイルを確立されているかもしれません。
時折、私も考えるのですが、今のところは、毎回、同じ結論にたどり着きます。
「資産形成」と「資産運用」の違い
「資産形成」とは、資産を作り上げていくことであり、「資産運用」の前段階であることを表す言葉です。
資産がなければ、資産運用はできませんので、資産運用のためには、まずは資産形成しなければなりません。
資産形成の次のステップとなる「資産運用」は、資産を運用して増やすことです。
いくらまでが資産形成で、いくらからが資産運用になるのかは、人によって違ってくると思います。
当ブロクのこれまでの投稿を見ていただくと分かりますが、資産形成、資産運用どちらの用語も使っていて一貫性がありませんでした。
なぜ、ブレるのか、その時の気分にもよりますが、私が国内リートに投資するようになってから、5年4ヵ月が経過していますが、時にはその時の状況に満足することもあれば、時にはまだ先があると思えたり、そして、目標が徐々に高まっていることも影響しているかもしれません。
最初の頃は、毎月お小遣い程度の分配金(数万円)がもらえたらいいな、と考えていました。
途中から、毎月10万円が目標になり、今は毎月20万円(2030年までに年間240万円)が目標になっています。
そして、毎月20万円を達成する前から、そこは通過点でしかないという考えも芽生えてきて、今では資産1億円を目指しています。
結局、自分が満足する目標額が達成できるまでは、資産運用ではなく、資産形成なのかな、と思い始めているところです。
スマホゲームより夢中になれるもの
現在、46歳ですが、結婚して子供ができたぐらいから物欲は減っていると思います。
私も欲しいものがないわけではありませんが、今、欲しいものを全て手に入れようと思えば、たぶん、50万円もかからないのではと思います。
それでも、買わないでいられるのは、目先のお金やモノより、夢中になれることがあるからです。
投資の不労所得だけで暮らしてみたいというのが、私の昔からの夢なのですが、一般的に富裕層に分類される最低ラインは資産1億円と言われています。
2019年11月8日時点のREIT平均分配金利回り(%)は3.51%ですが、この利回りで、1億円を運用した場合、年間の分配金は、約279万円(税引後)になります。
1ヵ月あたりにすると、23.25万円です。
あなたはこの金額をどう思いますか?
我が家は、現在4人家族ですが、この金額では、節約生活をおくったとしても、毎月、赤字になってしまいます。
言わせていただければ、1億円程度の投資の不労所得では、家族の生活をまかなうことは難しいということになります。
投資による不労所得だけで、暮らすというのは、かなりハードルが高いということは分かっているつもりです、それでも、今は資産1億円を目指したいと考えています。
毎日、どうやったら実現できるのだろうかと、そればかり考えているような気もします。
湧いてきたお金を何に使うのかは考えていませんが、湧いてくる井戸を作ることには興味があります。
そうです、私は井戸掘りゲームに夢中なのです。
単なる物欲よりも、夢中になれるものがあってよかったと思います。
資産形成を成してこその言葉には惑わされない
昔から言い伝えられている「卵は一つのカゴに入れるな」という分散投資を勧める格言はあまりにも有名です。
卵とは自分の大切な手持ちの資産を表します。
全てを一つのカゴに入れてしまうと、そのカゴを落とした時に全部割れるリスクがあります。
全ての卵を失うリスクを回避する手段として、卵を分けてカゴに入れようという話です。
私の考えですが、この格言は運用資産が数億円以上ある富裕層の方に向けられている言葉ではないでしょうか。
資産形成が完了している人たちが使う言葉だと思えるので、今の私には無用かもしれません。
資産形成をするなら
今が資産形成の途中であると考えるなら、私はまだ守るべき資産を保有していないことになります。
守るべき資産もないのに、守りの分散投資か、攻めの集中投資か、と考えると、私がとるべき道は一つしかありません。
これからも、攻めの集中投資で、道を切り開いていきたいと思います。
資産形成の状況など
国内リートに投資するようになって、5年4ヵ月が経過しました。
現在、保有するのは4銘柄だけですが、その中の1銘柄には運用資産の92.15%の資金を集中投資しています。
その銘柄とは、インヴィンシブル投資法人(8963)です。
最初の買付は2018年1月30日の1口からでしたが、2019年1月25日に勝負をかけたことで、大幅に資産が増えたと思います。
たぶん、分散していたら、今の状況は作れていないと思います。
ここぞいうポイントが来たと思えたら、その時に決断をできるかどうかはかなり重要だと思います。
私も同じようなことを、あと、2回実行できれば、資産1億円はすぐに到達できそうですが、また、チャンスはめぐってくるでしょうか・・・。
些細なことでも見逃さないように日々、考えていきたいと思います。
引き続き、翌年以降の受取分配金の最大化を考えて育てていきます。