株価の暴落にも負けず、耐え忍んだ者だけが到達できる高見があるとしたら、あなたはその高見を目にできるだろうか?
私自身、投資で、成功を収めるには、ある程度、精神的なタフさや、忍耐力を身に着けることが、必要だと考えている。
そして、この手のスキルは一朝一夕では決して身につかないし、投資を続ける中で、積み上げていくしかないとも感じています。
投資のリスクとは
資産運用の世界で、リスクとは収益(リターン)の振れ幅のことを指す。
収益(リターン)には、プラスもあれば、マイナスもある。
収益がマイナスに振れてしまった時、どれくらいまでなら、マイナスになっても受け入れることができるか、という度合いは「リスク許容度」とも言われている。
投資家の、リスク許容度があまりにも低すぎると、急落した際、精神的にも追い込まれ、投資を続けることに、耐えられなくなってしまうこともある。
「折れない心」を育む
投資初心者にとって、元本割れは単なる恐怖でしかない。
投資は、振り子をゆらすことと同じだ。
プラスに傾いたり、マイナスに傾いたり、時間と共に状況は変化する。
マイナスに傾いたからと言って、途中で諦めることは、振り子を止めることである。
振り子を止めなければ、また、反対側のプラス方向に動いてくれるはずなのに。
「折れない心」を育んでいくことが大切だ。
リスク許容度を高めるには
「場数を踏む」という言葉があるが、それに尽きると思う。
いきなり大金から始めて損失を出してしまうと、中々、立ち直れずに投資を辞めてしまうことにもなりかねない。
できるだけ、少額投資から始めて、小さな損失経験を積み重ねながら、損失に慣れていくことが、必要だと思う。
私が、投資を始めたのは、1998年4月、23年も昔の話だが・・・、
若気の至りと言いますか、イケイケで、一度にかなりの大金を投じてから、3年後、最終的には、284万円の損失を出したことで(それまでにもかなりの損失は出していたかも)、一時は投資から離れていたこともあった。
そういう経験もしているので、投資初心者の方には、なるべく少額から始めて、小さく儲けたり、小さく損をしたり、を繰り返しながら、このやり方なら大丈夫なんだという、自分に合った、自信と言いますか、投資手法を身に着けていただきたいです。
コロナショックで強くなれた私
現在、私が保有しているのは、J-REIT(不動産投資信託)の1銘柄だけです。
個別銘柄への集中投資は、決して、オススメできるようなやり方ではないのでマネはしないで欲しいのですが・・・
インヴィジブル投資法人(8963)に投資を始めてからのことを振り返ってみました。
ピークは、2019年10月7日、70,600円
ボトムは、2020年3月23日、18,870円
この間の下げ幅は、-73.27% にも達しています。
日経平均株価の下落率は、リーマンショックでも、-51.3% なので、それを遥かに超える下げ幅であったことが分かります。
ちなみに、私の平均買付額は、約45,829円、振り子の振れ幅を計算してみると、+54.05% ~ -58.83% でした。
私自身、リーマンショックを超える大暴落を経験していたということになりますね。
一時的には、売却やリバランスを考えたこともありましたが、覚悟を決め、復活を信じて、今も保有を続けています。
自分のリスク許容度を意識しよう
コロナショックを、何とか耐え忍んだ、私のリスク許容度(振り子の振れ幅)は、+60% ~ -60% ぐらいだったのかもしれません。(又は、それ以上であった可能性も)
今、言えることは、かなり、リスクを取りすぎていたということでしょうか。
50歳までには、振り子の振れ幅を、+25% ~ -25% ぐらいに調整するつもりです。
信じていれば、振り子は戻る
インヴィジブル投資法人(8963)ですが、最近、よみがえってきました。
2021年5月28日、44,750円
率にして、-2.35% までに回復してきました。
最悪期は脱してくれたようです。
まとめ
投資を長く続けていると、何度も、急落や、暴落を経験することになります。
でも、そんな時こそ、投資に必要な精神修練の場を与えられたと考え、耐え忍ぶことができれば、新たな高見を目にできる力を手にすることができるような気がします。
牛の歩みも千里、未来のために種をまこう!
※追記2021/08/07
個別銘柄投資から、全世界インデックス投資に運用方針を変更したため、インヴィジブル投資法人(8963)は全株売却しました。
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今から半年以内に、J-REIT個別銘柄投資をやめて、全世界株式インデックス投資を中核にした投資手法に切り替える決心をしました。 私の証券口座の話です。 妻や娘たちの証券口座では引き続き、J-REIT個 ...