投資信託の売却方法には大きく3つの方法があります。
1.一度にすべてを売却する
2.複数回に分けて売却する
3.必要資金に応じて売却する
目的によって適切な方法で売却するようにしましょう。
一度にすべてを売却する
すべてを売却した方がよいのは以下のような場合です。
・投資口価格が上昇して、目標金額を達成できた時
・投資口価格が下落して、事前に決めていたロスカットラインを下回った時 or 今後の価格上昇が見込めなくなった時
全世界株式インデックスへの「長期・分散・積立」投資をしている場合、15年以上、積立投資を続けると、7%~8%の年利リターンに収束していきます。
もし、短期間で20%を超えるような、年利リターンに達した時は、一旦、すべて売却し、売却で得た資金を、10年間(10×12=120ヵ月)で分割し、10年をかけて、毎月の投資額にプラスする形で再投資するというのも、アリかもしれません。
複数回に分けて売却する
さらなる、投資口価格の上昇が期待できる場合は、すべてを一度に売却せずに複数回に分けて売却するとよいでしょう。
一定の利益を確保しつつ、投資信託の運用を継続したい場合におすすめの方法です。
必要資金に応じて売却する
急に資金が必要になったときは、必要な分だけ売却しましょう。
預金でまかなえないから、投資信託の売却を検討されているのだと思いますが、資金調達の手段として投資信託の売却が適切だと判断できる場合は、売却しましょう。
最後に
投資には目的があったはずです。
当初の目的外のことに、資金を取り崩すのは、あまり褒められることではありません。
NISAの非課税枠で投資されている場合は、一度、売却してしまうと、その分の非課税枠は消滅しますので、将来性なども含めて総合的に考えてから売却を決めることも大切です。
頻繁に売却しているようなら、投資の複利効果も薄れてしまうので、投資の前に、生活防衛資金・予備資金の拡充も併せて検討してみてください。
牛の歩みも千里、未来のために種をまこう!
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年間平均利回り6%を目指して
私は全世界株式インデックスへの「長期・分散・積立」投資で、年間平均利回り6%を目指しています。 投資経験が浅い人、投資を知らない人、からすると「6%で運用できるはずがない」と思われるかもしれませんが、 ...